【TALK EVENT】「どんどん掘れ!そこに絵がある!ー齋藤彩絵画について語る」

「どんどん掘れ!そこに絵がある!ー齋藤彩絵画について語る」 齋藤彩(アーティスト)神保京子(東京都庭園美術館学芸員) 仲野泰生(京都場館長)宮脇豊(ギャルリー宮脇ディレクター) 日時:2022年11月27日(日)13:30開場14:00開演 料金:1,000円(定員30名・メール(info@kyoto-ba.jp)にてお申し込みください。) *イベントが変更・中止になる場合もございます、HPにてお知らせいたします。

齋藤 彩 展 2022

2022年10月29日(土)~12月11日(日) ■開館時間:12:00~19:00 ■休館日:月曜、火曜日 「齊藤彩の絵画と向かい合うこと―個我から大我へ」 「本当の命は地下茎の中に隠れていて見えない。地上に見えるのはひと夏だけ生き続けるに過ぎない。それは衰えていく、つかの間の現れなのである」(カール・グスタフ・ユング)   齊藤彩の絵を観ていていつも思うのは、一人の表現者の作品における深さと豊かさだ。 齊藤自身は「いいものをかけるようにひたすらスコップで穴掘りをしています」と語る。 彼女のその一途な制作態度はその純粋さにおいて「アール・ブリュット=生の芸術」の作品と比較されるように思う。それは齊藤の絵画には「表現する喜び」とともに「表現すること=生きること」のような切実さも観る者の心に喚起させるからだろう。   ところで齊藤の作品にはタイトルがない。 ある意味で絵日記のようなものだ。また描く時期によって作品のスタイルも変化していくように見える。 齋藤彩は「ドンドンほれ、どんどんホレ」という思いで絵を描いていくという。   絵を描いていく。 毎日制作を続けていく。 「個の表現を掘り下げていく」とユングの言う「集合的無意識」の場所に果たして辿り着くのだろうか?   改めて齋藤彩の絵画を観ること。 それは彼女の個の表現の深層を観ることだ。 そしてその絵を観る私たちの心との「生命の交流」が始まることだ。   京都場館長・仲野泰生(元川崎市岡本太郎美術館学芸員) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   齊藤彩(さいとう あや) 1981年・東京都生まれ 現在横浜市在住。 2003年・女子美術大学洋画専攻卒業 美術館収蔵作品賞受賞。GEISAIミュージアム北原照久賞。04年第1回フォイルアワード・グランプ リ、GEISAI 5 奈良美智賞。 2005年・第25回グラフィックアート一坪展グランプリ、リトルモアより齊藤彩作品集「だるまさんがころんだ」出版。 2008年・COLOR IMAGING CONTEST 勝井三雄賞。 2015年・ドイツ・ライプチヒ Das Japanische Haus.e.V で滞在制作発表、横浜市民ギャラリーあざみ野で大規模な個展「齊藤彩2003~2015」。 2021年・武蔵野美術大学・鷹の台キャンパスでArtists and Geibun Project 2021「歩く—感覚と思考の交差点 齊藤彩×中屋敷智生2人展」、女子美術大学杉並キャンパス ガレリアニケで個展「ニケキュレーターズセレクション#5 齊藤彩展」、ART OSAKA 2021ギャルリー宮脇ブースで個展。 2022年・銀座永井画廊で個展。作品は、高橋コレクション、和歌山県立近代美術館に収蔵されている。 *ギャルリー宮脇「齋藤彩特集」(https://www.galerie-miyawaki.com/Aya%20Saito%20Galerie%20Miyawaki%202021.htm) […]